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第5回 相続人② 相続人の種類

 法定相続人は、「血族相続人」と「配偶者相続人」との組み合わせとなります。

1 血族相続人
順位がある。下の①~③の順位により、上の順位の者が相続人になる場合、下の順位の者は相続人になれません。(たとえば、子がいる場合、父母や兄弟姉妹は相続人になれないということです。
① 子           
② 直系尊属   親等のいちばん近い人のみ(つまり、父母がおれば祖父母は相続人にならない。)
③ 兄弟姉妹      

2 配偶者相続人
常に相続人となる。


例1  Aさんが死亡し、妻Wさんと、子X,Yさんがいた場合の相続人は?


答  「血族相続人」として、子XY。(血族相続人について、子XYがいる以上、父母や兄弟姉妹がいても変わりません)。
   「配偶者相続人」として、妻W。
   従って、X,Y,Wの3名が相続人になります。


例2  Aさんが死亡した。妻Wさんがいる。Aに子はおらず、父母(祖父母なども)も既に他界しており、兄Bがいる。この場合の相続人は?

答  「血族相続人」として、兄B。(血族相続人について、第1順位の子、第2順位の直系尊属がいないので、第3順位の兄弟姉妹が相続人となる。)
   「配偶者相続人」として、妻W。
   従って、BとWの2名が相続人になります。


3 議論のあるもの
  内縁配偶者・事実婚パートナーの相続問題があります。
  つまり、実際上は配偶者(夫、妻)のようですが、籍が入っていないという場合の問題です。

この場合、冷たいようですが、現在の法律上は相続権はありません。

これと関連して、死亡の際に、民法768条(法律婚における離婚の際の財産分与)の規定を類推適用することはできないか、という論点が有ります。
  要するに、離婚の際の「財産分与」と同様に、財産分けをして、亡くなった人の財産を内縁の夫(又は妻)に分けてあげるように考えられないか?ということです。
  これについては、学説は分かれており争いがありますが、判例は、否定しています。

               文 弁護士 村上英樹(神戸シーサイド法律事務所
by hideki1975da | 2011-09-28 14:37


誰にでもわかる平たい言葉で、相続法を解説するブログです。 神戸シーサイド法律事務所所属 弁護士村上英樹


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